8月 21, 2017
1年に1度の望郷の念
この週末、1年ぶりに実家の大分に帰省した。
中学高校時代の友人と食事したり、臼杵の石仏へ商売繁盛祈願のお参りに行ったり、温泉に入りに行ったり、久住のワイナリーに行ったりと、2日間の滞在で大分を思いっきり満喫してきた。
実家の氏神さまの西寒多神社には土曜と日曜の両日お参りをした。
会社を立ち上げの相談で実家に戻った2010年2月、前厄の歳だった僕は厄祓いを西寒多神社で行なった。それ以来帰省のたびに社運隆昌、開運祈願で西寒多神社には必ずお参りに行っている。
この西寒多神社は、僕が小さい頃と比べ今はかなり整備され、年を追うごとに隅々まで手入れが行き届いていて、ますます厳かなパワースポットになっていってるって感じ。
小さい頃、西寒多神社は僕たちの遊び場で、横にある広場で野球をやったり、奥の森でかくれんぼをしたり、横を流れる寒田川で泳いだり、思い出が凝縮した僕にとってかけがえのない大切な場所だ。そして本当に好きな場所でもある。
地元の大分合同新聞に僕とPARADIDDLE LABが特集された時、西寒多神社にある万年橋の画像を掲載してもらった。なぜ万年橋の掲載をリクエストしたかっていうと、僕のデザインの中心にある「美」の原点はその万年橋だって数年前から強く感じるようになったから。
万年橋のアーチは本当に美しい。僕は毎日のようにその「曲線美」に接してきた。何気なく万年橋を渡り、万年橋の下で釣りをし、万年橋を遠くから眺め、万年橋の美しさが毎日毎日僕の心底に擦り込まれたんだ。僕のクリエイションに影響がなかったとは到底思えない。
その万年橋と西寒多神社に加え、澄んだ空気と、深い緑、寒田川のせせらぎ、僕の創造力と感性は間違いなく故郷の素晴らしい環境のなかで育まれたと感じている。