便利な「Wallet」
初めてSuicaを作った。今さらって思われるだろうけど、これまで交通系ICカードはPASMOを使っててたんでSuicaをわざわざ買う必要がなかった。今回Suicaを作った理由は、iPhone XでモバイルSuicaを体験したかったから。せっかくiPhone Xを使ってていても、標準機能の目玉アプリのひとつである「Wallet」をほぼ使っていない。もったいないな〜ってずっと思ってたんだけど、PASMOがなかなか「Wallet」に対応にならないので使っていなかった。
そんな中、唯一ANAの航空チケットだけはその都度「Wallet」に追加してチケットレスで搭乗していてその楽チンさは経験してるんだけど、飛行機に乗るのってせいぜい月に多くて4回くらい。アプリ自体、他にもいろいろ使えて便利なんだろうけど、どんな機能があるのかちゃんと調べていないし、知ろうとしていない。その最大の原因がPASMOが対応していないからっていうのなら、交通系ICカードをPASMOじゃなくてSuicaにすればいいじゃん!昔と違ってJRも地下鉄もバズも、東京でも大阪でも全国どこでも問題なく使えるんだから、宝の持ち腐れとオサラバすべく僕は重い腰をやっと上げSuicaを購入することにした。
「Wallet」をきちんとお調べしてみたところ、Apple PayやモバイルSuicaって結構使えるかもって直感的に感じた。支払い機能を持たせることでiPhone Xが、使う人のライフシーンの至る所に登場することになる。
例えば通勤時の電車やバスの乗り降りの時、降りてからコンビニに寄って買い物する時、会社や家でネットでショッピングする時、そして飛行機や新幹線で旅をする時。そんないつもの生活で、財布やクレジットカード、交通系ICカードや電子マネーカード、チケットなどをいちいちバッグの中や財布の中で探すことなくiPhone Xで全てが完結する。以前はあれやこれや全てはカバー出来ていない印象だった「Wallet」もほぼ完璧にインフラが整ってきたって印象。こんな便利なもん使わない手はないわ〜って気がついた。
今月の出張でも飛行機の搭乗時はiPhone Xの画面をリーダーにかざして保安検査場を通りラウンジに入り、飛行機を降りてリムジンバスに乗る時もiPhone Xをリーダーにかざす。電車の自動改札でもそう。さらにタクシーでもすべてがiPhone Xで事足りる。チャージが一定額を切るとお知らせがくるので「Wallet」アプリ内に登録したクレジットカードで追加チャージ。もう楽チンのなんのって!
今後はiPhone Xで使える電子マネーも増えてくるだろうから選択するのに迷う可能性も出てくるかもだけど、今はSuicaが1枚あれば十分だ。お財布代わりになるiPhone Xに危なく乗り遅れそうになったけど、Suicaを買って「Wallet」を活用し始めたとたん一気に時代に追いついたって感じだ。iPhoneがデビューして数年後、3GSからユーザーになった僕がその直感的で簡単な操作方法であっというまに熟練のユーザーになったあの時とよく似ているな。