新しい神現る
佐古から「また打ったぞ!」ってLINEが来た。
投手と打者の二刀流でメジャーリーグに挑戦する大谷選手(以下:人名敬称略)が今日もまたホームランを放ったんで、佐古は速攻僕にLINEしてきた。メジャーリーグが今シーズン開幕して以来、佐古と僕のなかでは毎日大谷の話題で持ちきりだ。
調べてみるとこれまで3試合連続ホームランを放った日本人メジャーリーガーは松井秀喜のみ。4月での達成は日本人初の快挙だそう。大谷と同じく投手と野手の二刀流だったメジャーリーグの神様ベーブルースは、「同一年度での二桁勝利かつ二桁本塁打」を達成した唯一のメジャーリーガーで、その時(1918年)の記録が13勝&11本塁打だった。まだシーズン1週目で1勝&3本塁打の大谷はすでにベーブルース以来100年ぶりの偉業達成が射程圏内に入ったといっても過言でない。
大谷は2016年7月のソフトバンク戦に「1番・先発投手」でスタメン出場し、一回表の第1打席に初球をいきなり先頭打者本塁弾を放つという野球マンガのような活躍を見せた。投手で日本最速の165kmを記録した試合では、全15球のうち160km以上を記録した投球が8球もあって、そのうち3球が最速となる165kmを記録という、これまた野球マンガの実写版を見ているかのようなことを実際に起こしてきた。ベーブルースの活躍から100年経って、メジャーリーグに「新しい野球の神様」が降り立っているのが今なのかも。
メジャーでノーヒットノーランを2度も記録し日本人最高の123勝の勝ち星を積み上げた野茂英雄や、44歳になった今年も現役で日米通算4361安打(2018年4月現在)、メジャー単独でも3083安打を放って来たイチローは、日本が生んだ野球の神様。大谷はまだメジャーリーグでデビューしたばかりだけど、これから二刀流でどこまで記録を伸ばすのか、野球を熱心に観てきたわけじゃない僕でもメジャーリーグから当分目が離せない。
野球にしてもサッカーにしても、オリンピックにしても日本人が海外で活躍するのはそれはそれは痛快で本当に面白い。今日の大谷のニュースを観ながらPARADIDDLE LABで僕たちの創り出すKATSUYUKIKODAMAのアイテムたちも、これまで以上に海外で勝負していこうって強い決意した春めいた陽気の土曜の午後。