ついにApple Watchの世界へ
今月(10月)の初め、友だちから「Apple Watch、イチキュッパ(19,800円のこと)で出たね。欲しい〜〜」ってLINEがきた。
そういえば毎年恒例の9月のApple公式イベントで、新しいApple Watchや、iPad Airが発表されたのはニュースアプリ等で知ってはいたけど、肝心のiPhone12の発表が10月に延期になったので、そのイベント自体にそれほど興味はなかった。でも友だちからのApple Watchが「イチキュッパ」の連絡で、久しぶりにApple公式WebのApple Watchのページを開いてみた。
なになに、ふむふむ......、今回新しくリリースされたApple WatchはSeries6とSEで、OSがWatch OS 7にアップデートされたのか。でも新Apple Watchのどこが新しくなったかはWebのページを数回みただけではよくわからない。
何度かページを読み返すにつれて友だちの言ってた「イチキュッパ」のモデルとはSeries 3のことで、今回新作が出たタイミングでひっそりと残った過去のモデルのSeries 3が、買い易くなったんだってことがわかってきた。
2015年春にApple Watchがリリースされてから、幾度となく手が出そうになるんだけど、僕が結局現在に至るまで購入しなかったのは、プライスの問題ではなく、本当に必要なのかな?っていうのが最大の理由だ。
僕は常にiPhoneを持ち歩いているし、iPadもWifiモデルのProとセルラーモデルのAirが1台づつある。オフィスのデスクでは27インチのiMacで仕事していて、家では21インチのiMacと一緒に余暇を過ごす。僕のライフスタイルはほぼAppleで埋め尽くされている。
嗜好品としてApple Watchを買ってもいいけど、嗜好品としての時計はすでに何個も持っている。しかも僕はこれまで機械式時計しか腕時計として認めなかった偏屈野郎だ。数年ごとに電池交換するクォーツを腕時計として完全否定してたのに、iPhone同様毎日充電しなきゃならないApple Watchなんて、時計とは似て非なる子どものおもちゃだ!って勝手に結論付けて、年々Apple Watchから気持ちが遠ざかっていった。
新Apple Watchのコンテンツをひと通り見てみて機能やスペックのことがだんだんとわかってきても、今すぐにでも欲しいという気持ちは沸点に達しなかったので、Apple Watch購入計画は今回もまた一旦封印。Appleストアの近くをたまたま通ることがあったら、ちょっとだけ実物を見てみてもいいかな...その時点ではそんな程度の気持ちしかなかった。
数日後、KATSUYUKIKODAMAの大阪のセールスのスタッフたちと食事をすることになった。お店は心斎橋のお洒落な串カツ屋。僕がお店についた時はまだKK大丸心斎橋店の店長の松原くんしか来ていなかったんで、とりあえず二人でビールで乾杯。なにげに松原くんの手元を見るとなんと新Apple Watchをしているじゃないか!!
僕が「お!Apple Watchじゃん!カッコいいね〜」ってすぐさま反応すると、「Apple Watch、マジいいっすよっ!」と嬉しそうな松原くん。おお、こんなに身近にApple Watchのユーザーがいるではないか!
ひょっとたら松原くんは僕のApple Watchに対する積年の疑念である「本当に必要なのか?」を解決してくれる答えを持っているかもしれない!それはもしかしたら本当に単純なことかもしれないし、そんな単純なことに僕自身が気づいてないのかもしれない。商品の良さはユーザーに聞くのが一番で、それがまさに真実だってことで、僕は速攻松原くんに聞いてみた。
「ねぇ、Apple Watchの何がいいの?僕がApple Watchがどうしても欲しくなるようにプレゼンしてみて!」
と僕が促すと、松原くんは自信満々で答えた。
「Apple Watchが睡眠時間を測ってくれるんですよ。あと睡眠の質を分析してくれれます!!!」
えっ??すいみん???なんじゃそりゃ。赤点以下で限りなく零点に近いこのプレゼンで、僕は「やっぱりApple Watchはいらないかも〜」の気持ちに逆戻り。松原くんのドヤ顔を見ながら、質問した相手が悪かったと僕は猛烈に落胆した。
それから間もなくして、スタッフが全員集まったので改めてビールで乾杯。KKが大阪においてセールスを委託している会社の社長の青木さんもApple Watchをしていたので、青木さんなら僕の積年の疑念を解消してくれるだろうと期待して松原くんと同じ質問をしてみた。
すると青木さんは「いや〜〜便利ですね。腕でメールやLINEが来たことがわかるし、内容もチェックできます。もちろん電話も取れます。インスタの『いいね』やニュースアプリの通知もくるし、防災予報も来る。いちいちバッグからiPhoneを取り出さなくてもいいのが楽です」との答え。なるほどiPhoneへの依存度が軽減されたってことか。さすが社長、松原くんのプレゼンとは月とすっぽんだw。
「ってことは、通知センターを身につけているってことですよね?」と僕が言うと「あ、そうです、そうです。まさにそれです。LINEなんかはApple Watchの通知で内容を確認しても、実際にアプリを開くまでは『既読』がつかないので、場合によっては便利に使えます」と青木さん。
なるほど、すぐにLINEを返せない状況でも一定の内容が確認出来るのは便利だし、相手にたいしても既読スルーにはならないので不快を与えることもない。これはかなり魅力的かも。よしよし、松原くんのプレゼンで一瞬谷底に落ちたけど、青木さんによって一気に山の頂上まで駆け上がったような清々しい気分だ。
セールスの職種の人には相当便利だろう。接客中にお客さんの前でiPhoneの画面を開くことはまず不可能だけど、Apple Watchだとチラ見で簡単に通知内容をチェック出来る。
でも、僕の職種はセールスではない。各アプリからの通知は、オフィスのiMacや移動中のiPad、日々のiPhoneの通知センターからリアルタイムでどんどん流れてくる。しかも寝ているときでもiPhoneが枕元にあるし、トイレにだって持っていく。Appleデバイスが身の回りにないことは24時間完全に皆無だ。
それを青木さんに言うと「僕らみたいな販売職と違って、オフィスワーカーだと通知はPCで常に確認できますもんね〜。あ〜、それだったらApple Watchは必要ないかもですね」とあっさり回答。おいおい青木さん、そりゃないよ。もう少しでついに僕も陥落しそうだったのに、セールスの天才の青木さんから、あともうひと押しが欲しかった(泣)。
飲み会の翌日、僕は早速Appleストアに出向いた。近くをたまたま通ることがあったら、ちょっとだけ実物を見てみてもいいかな...なんて思っていながらも、本当は新Apple Watchが気になっちゃって気になっちゃって仕方がなかったんだ。
Appleストアは新Apple Watchが発売になって間もないので来店客も多く入場制限されていた。入口にいるスタッフの持っているiPhoneにその場で入店予約を入力。感染症対策で滞在時間も15分程度でと言われ了承してから入店すると、担当となる男性スタッフが僕の元にやってきた。
スタッフは「Apple Watchをお探しですね」といいながら、商談をするテーブルに僕を案内した。入口で入店予約をする際に、入店の目的欄でApple Watchにチェックを入れていたので、スタッフとの話の入り口は実にスムーズだ。
僕は事前のリサーチで、Series6よりSEに興味があったのでそれをスタッフに伝えると、すぐにApple Watch SEの現物を持ってきた。現物を見るとやっぱりフォルムが美しすぎる。一切段差のない形状や塗装の質もApple製品のイデオロギーを脈々と受け継いでいる。
Series6とSEは44mmと40mmがある。僕はApple watchが最初に発売されたSeries1の時の42mmが好きだったので、44mmは大き過ぎかなと思って最初に40mmを付けてみた。
小さ過ぎず大き過ぎずでなかなか絶妙サイズだな〜なんて思っていたら、スタッフも「僕も40mmが付けているんですよ」といって腕に付けた自分のApple Watchを見せてくれた。男性は細身だし顔も小さいし、まさに今っぽい若者だったので、40mmはぴったりでお似合いだった。
続いて44mmを装着してみた。すると思ったほどデカくない。Apple Watchはエッジが鋭角ではなく曲線なのでツルンとしていて実際のサイズより小さく見える。44mmなのでもちろん40mmより画面が大きいから文字も見やすい。
僕は年々老眼も酷くなってきているから、44mmじゃなきゃ字が読めないよなぁって独り言を呟くと「文字は設定で大きくできますよ」とスタッフ。iPhoneでも文字は小さくも大きくもできるんだもん。そりゃそうだ!ってことは44mmでも40mmでもあとは好みの問題だけだ。僕は何度か44mmと40mmを付け替えた結果、僕の腕には44mmの方が合っていた。
次にケースの色だ。SEのケースに用意されているのはアルミニウムのみで、色はスペースグレイとシルバーとゴールドの3色。僕はもちろんスペースグレイがお好みだ。Series6だと、チタンやステン、アルミのケースがあって、塗装の種類や色も選択肢が一気に広がって楽しい。
最後にバンド。バンドはシリコンのスポーツバンドやメッシュ、レザー、ステンレスなど何種類もあるんだけど、僕はスポーツバンドしか興味がない。しかも色は黒。昔だったら、黒のセットアップなんかもよく着てたんで、ステンレスのグラファイトミラネーゼなんかも付けたいと思ったかもだけど、ストリートでカジュアルな着こなしの今はシリコンのスポーツバンドがベスト。
ってことで、Apple Watch SEのサイズは44mmで、ケースの色はスペースグレイ、バンドはスポーツバンドの黒で決定。通信機能はiPadで便利さを痛感しているセルラーモデルで。ついでにパリのシャルルドゴール空港のラウンジに充電したまま置いてきちゃったAirPodsの後継モデルAirPods Proも注文して、滞在時間10分足らずでAppleストアを後にした。
ん???おいおい、あんなに買うかどうか迷っていたApple Watch、速攻買ってんじゃんっ!僕ったら迷っている風を装いつつ、実は欲しくて欲しくて仕方なかったんじゃないの!?
Appleストアの近くをたまたま通ることがあったら、ちょっとだけ実物を見てみてもいいかな......なんてのはカッコつけの建前で、僕は最初からApple Watchを買う気満々だったのかもしれない。実際、Appleストアの中に入った時点で僕には買わないという選択肢はなかったと思うwww。
今回友だちからの「イチキュッパ」のLINEがApple Watch購入のキッカケになっただけ。ちょうどいいタイミングだったんだね。人生には何においてもタイミングってもんが大切だよ。だから今回は満を持してのApple Watch購入ってことにしときましょう。
青木さん、松原くん、心斎橋の串カツ屋でApple Watchのプレゼンをさせちゃってごめんなさいね。今考えたらプレゼン内容がどうであろうと、僕は最初からApple Watchは買うつもりだったと思います。
買ったことを松原くんに伝えたら「今度の飲み会ではコダマさんがApple Watchを使ってみた感想とプレゼンを発表してくだいね」と返された。はい、そうします(笑)。
さて、Apple Watchを身につけAppleに全てを支配されるようになってから2週間。
そういえば先週、元DIET BUTCHER SLIM SKINの深民ちゃん(通称:タミちゃん)と飲んだ時、買ったばかりのApple Watchを見せびらかしたんだけど、タミちゃんから「Apple Watchのなにがいいか教えて」と言われてシドロモドロになりながら機能をあえれやこれやとプレゼンした。これがなかなか難しい。タミちゃんからは「そのプレゼンだけでは買う気になれないな〜〜」と失笑された。心斎橋での松原くんや青木さんの気持ちが分かったよ。
そこで出た結論。
機械式時計を外した今、僕は清らかな心で主張します。Apple Watchは付けた人しかその良さはわからない!付けてみたからこその僕の断言!
「Apple watchじゃなきゃダメなんです」。
タミちゃん、青木さん、松原くん、これが最も短く、最も適したプレゼンだよ!!
△△△満を持して購入したApple Watch SE とAirPods Pro
△△△AirPods Proは、KATSUYUKIKODAMAのマスクポーチに入れています。
△△△巾着タイプのケースはAirPodsにちょうどいい大きさ。バッグにチャームとして装着することで限りなく紛失を防ぐことができます。オススメ!ご購入はコチラ!