LAからのダイレクトメッセージ

 

この前の週末、LAに住むの米国人の友だちのジェイから「今度はいつLAにくるんだい?」ってインスタのダイレクト・メッセージが届いた。8月の終わりから9月の初めにかけて毎年LAに行っていて、もともと今年ももちろんLA行きは計画していた。だいたい渡米の半年前くらいに"Booking.com"で滞在するアパートメントを予約するので、今年もコロナ禍の前の1月あたりには滞在先をいろいろと物色していた。

ジェイは、ハリウッドの北西部のWoodland Hillsに住んでいるので、今回はいつものベニスビーチに程近いマリーナ・デル・レイではなく、サンタモニカかマリブでアパートメントを探していた。それか、少し遠いけどダウンタウン近くのアーツ・ディストリクトあたりも新鮮かもな〜なんて、ワクワクしながら"Booking.com"のMAPをくるくるスクロールしていた。

実際、緊急事態宣言の出た4月の時点でも今年の渡米は微かな希望を持っていたんだけど、それが100%NGになっててからは敢えてLAのことは考えないようにしていた。そんな中でのジェイからのDMだ。

「今年はLAへはいけないね。来年会えるといいね」って返事したら、「最適なロックコンサートを見つけるので、LAにくる日程を教えて!」って返ってきた。そうそう、去年は老舗のホールの「THE WILTURN」でのDEEP PURPLEのライヴを取ってくれて一緒に観に行ったんだ。

ジェイは僕と同世代なので、ニュー・ウェーヴ・オブ・ブリテッシュ・ヘヴィ・メタル(NWOBHM)をよく知っているし、80年代のLAにおけるメタル・ムーヴメントを地元LAで実際に体験しているヤツなんだ。

しかも、ジェイの一人息子のテイラーは、Woodland Hillsのバスケットボール・チームで何とKISSのポール・スタンレーの息子とチームメイト!ジェイがポールとツーショットで写っている画像を見せてもらっときは、僕は一緒に食事をしている椅子から転げ落ちそうになった。そんなことが信じられるかい???(笑)

息子同士がチームメイトってこともあってKISSのLA公演は最前列のチケットをポールが用意してくれたらしく、ジェイとテイラーの目の前でメイクをしたポール・スタンレーが"Rock And Roll All Nite"を唄いギターをプレイいる動画もみせてくれた。

そんなジェイからのライヴのお誘いに僕は本当に嬉しかった。コロナ次第ではあるけれど、例年通り来年は夏の終わりにLAに行くつもりだ。そのあたりでLAでいいライヴがあったらいいな〜なんて思いながら、ふとMOTLEY CRUEの活動再開スタジアムツアーのことを思い出した。

MOTLEY CRUEは2015年のファイナルツアーをもってライヴ活動の永久停止を宣言。それ以降はメンバー各々でソロ活動をしていたんだけど、突如2019年11月にツアー停止契約を破棄し、4年ぶりの活動再開を発表。全メンバーが記者会見の場で署名したツアー停止契約書を爆破し、何とも彼ららしい演出でカンバックすることとなった。しかも活動再開のスタジアムツアーは、DEF LEPPARDとPOISONとの豪華ジョイント・ツアーだ。

往年の80年代のハード・ロックのバンドたちが一緒に観られるのでこのツアーは話題沸騰だったんだけど、ここでもコロナが原因で全公演が中止になった。が、しかし2021年に延期することが発表されジョイントするバンドもそのままで、リスケされた日程も各ハンドのHPに掲載された。

どれどれ、このツアーのLA公演はいつだ?と思いながらMOTLEY CRUEのHPで調べてみると、何と2021年9月4日(土)!!!僕は現地時間の9月3日(金)からLA入りしようと計画していたから、LA公演はその翌日ではないかっ!?何だこのジャストなタイミングは!!これは偶然ではなく必然!まさに運命だ。

僕は早速ジェイに「来年の夏の終わりにMOTLEY CRUEのスタジアムツアーがあるよ!」とツアー・スケジュールの画像つきでDMを送ると、ジェイは「そうそう!これは素晴らしいコンサートになるよ!計画しよう!」って返ってきた。僕は「What a wonderful timing!!」って返信してDMをシメた。

も〜、こんなタイミングや機会は絶対にないから来年は必ずLAに行くぞ!

コロナよ、ホントにもうそろそろ、君の呪縛から僕たちを解放してくれないかい?

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