最大のヤマを迎える2017年の年の瀬

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はやくも12月も10日が過ぎ、世の中はそろそろ年の瀬モード全開になってくる。

僕たちにとっても1年のうちで最大の商い&イベント月である12月は毎年毎年ばったばたな日々を送る。セールス部門はデリバリー指示や売上管理のデスクワークと店頭での販売がミックスして休む暇もない。プロダクション部門のLABもまた同様で、11月から続く年末年始商材の生産で休日返上で工場が稼働する。

そこに追い打ちをかけるのが、パリ・ファッションウィークのサンプル製作。例年1月20日前後に一週間の日程で開催されるパリ・ファッションウィーク用のサンプルを年明けの初荷でフランスへ向け輸出するので、サンプルはほぼほぼ年内に完成しておかなければならない。

年間最大の商い用のメイン・プロダクションと次シーズンのサンプル製作が重なるので、LABのボスの佐古はスケジューリングで頭がぐるぐる回り続けるのと同時に、ミシンを踏んだり下仕事をしたりする体力勝負の量産業務によって、疲労が日に日に蓄積されていくのが手に取るようにわかる。そうなることは毎年の経験でわかっているんだけど、年を追うごとにブランドの規模も大きくなってきているから、前の年の経験やデータがあまり役に立たない。

今年はLABに小松崎(以降:智樹)が加入し、ボスの佐古の相棒として活動しているんだけど、まだまだスピードについていくのがやっとで、予め計画したスケジュールに追いつけ追い越せと行きたいところなんだけど、一時は計画したスケジュールの尻尾が全く見えない状況にも至った。

もちろんそれは無理もない。数年前はこのクリスマス時期に伊勢丹メンズのステージ&ヴィジュアル・プレゼンテーションだけしか展開がなかった。それはそれで大変大きなイベントなんだけど、去年から阪急メンズ大阪でのクリスマス・ポップアップが参戦し、今年はそこに阪急メンズ東京のプロモーションとB’2ndの春物先行展開用アイテムの投入が加わったうえ、さらにフラッグシップ・ストアのオープンも重なった。

メイン取引先のクリスマス・ポップアップ及び年始用、春物先行立ち上げ分、フラッグシップ・ストア分のトリプル・マッチングでもアップアップなのに、毎年ルーティンなパリ・ファッションウィークのサンプル製作もあって、もうこれは川の流れに身をまかせるしかないっていう状況。

ここを乗り越えなきゃ年は越せないっていう緊張感の中、ブランドスタートして最大のヤマを迎える2017年の年の瀬をクリエイションとプロダクションのパラディドル(左右連打)で突っ走ろう!

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