2022年、生活スタイルの劇的な変化
去年から今年にかけて生活スタイルが激変した。
まず地上デジタルのテレビをまったく観なくなった。もう何年もバラエティはうるさいだけだから観てないんだけど、ニュースや朝の情報番組はかろうじて観ていた(いや、流してたといった方が適切か)。でも最近ではそれすら観ることがなくなっていた。
それに代わって観るようになったのが、NetflixやAmazonプライムビデオ、Disney+などのサブスク動画配信サービスだ。観たいときに観たい分だけ好きな番組を観れるこれらのサービスに、遅ばせながら皆さん同様ハマりまくってる。
ホントに今更なんだけど、サブスク動画配信サービスには観たいコンテンツがたくさんありすぎて、もう地上波には絶対戻ることはないと確信。毎日ちょっとでも時間ができたら、動画配信サービスを立ち上げちゃう。当初は韓国ドラマにハマったけど、今は独占配信の映画や世界の歴史映画、ドキュメンタリーなど多種多様なコンテンツを楽しみまくっている。
それと同様に、最近楽しみ方を知ったのがPodcastだ。Podcastにハマるようになったのは兄からのLINEがきっかけだった。
ウクライナ・クライシスに突入した今年の2月、兄から「Voicyのコテンラジオって聴いてみて!ウクライナとロシアの全6回を聞き終えたけど、ロシアの知識と歴史について、素人には誰にも負けないほど詳しくなったよw」ってLINEがきた。
兄はウクライナ対ロシア問題については、新聞や地上波テレビの報道や玉石混交のネットメディアより面白いのが3つあって、それは①BS-TBSの「報道1930」、②Voicyのコテンラジオ、③文化放送「おはよう寺ちゃん」だと続けた。
衛星放送のBS-TBSや、ラジオの文化放送は普通に知ってるけれど、ん?Voicy?コテンラジオ?なんじゃそれ?って思って最初はスルーした。
数日後、また兄より「騙されたと思ってVoicyのコテンラジオって聴いてみて!」としつこくLINEが来たので、まずはVoicyを調べてみた。
Voicy(ボイシー)とは、「声と個性を楽しむこれからの放送局」として2016年に始まった日本発の新しい音声メディアで、専用アプリもしくはウェブから、すべて無料で聴けるらしい。ラジオと異なり聴きたい番組は好きなタイミングで聞けて、巻き戻しや早送りが可能。あと「音楽」がないそうだ。
続けて調べたのが「COTEN RADIO〜コテンラジオ」。これは2018年11月に始まった歴史系Podcastだそうだ。 深井龍之介さん、楊睿之さんと樋口聖典さんの3名が日本と世界の歴史を面白く、かつディープに、そしてフラットな視点でトークしているらしい。
ラジオって、映像が流れるテレビよりも想像力が掻き立てられるので毎日聴いていて僕にとって身近なメディア。しかも学生のころから歴史が大好きで世界史専攻だったので、歴史解説系ラジオの「COTEN RADIO〜コテンラジオ」を調べていくうちに興味が湧きまくって、Voicy(ボイシー)のアプリをDLして早速聴き始めた。
これが面白い面白い!!深井龍之介さん、楊睿之さんのテンポのいい喋り口調や樋口聖典さんのリアクションが絡み合い、歴史をわかりやすく解説してくれていて、その喋り自体が歴史のデータベースになっていく。そこには右や左のイデオロギーや主観や感情は一切なく、歴史の事実を莫大な資料をもとに研究して掘り下げて解説してくれる。
全6回のウクライナ・クライシスのエピソードは興味深すぎて一気に聴き終えたんだけど、そんじょそこらのコメンテーターよりもロシアやウクライナ地域の歴史や地政学に詳しくなったし、 僕の大好きな「フランス革命」や「ナポレオン」「第一次世界大戦」「天皇とは?」「織田信長」などのエピソードも本当に面白くて、このところの移動時間はずっと「COTEN RADIO〜コテンラジオ」を聴いてる。
Voicy(ボイシー)とPodcastは別のアプリだけど「COTEN RADIO〜コテンラジオ」は両方で配信しているので、どちらで聴くことも可能。僕は最初は「COTEN RADIO〜コテンラジオ」をVoicy(ボイシー)で聴いていた。でも途中からPodcastで聴くようになった。検索の仕方がPodcastの方がやりやすかっただけの理由。
強制的に流れてくるテレビやラジオではなく、任意で「観る」や「聴く」を選ぶことのできる動画配信サービスや音声メディアは、今更ながら新時代の到来を感じずにはいられない。いまやテレビやラジオ以上に充実したコンテンツ満載の動画配信サービスや音声メディアは、20世紀型のビジネスモデルを簡単に終焉させるパワーを持っているなぁ〜なんて考えながら、いま毎日ワクワク中だ。