オープンファクトリーとバッグとボタニカルと
墨田区亀沢に4月15日にオープンしたMAISON PARADIDDLEはオープンファクトリーなので、KATSUYUKIKODAMAの製品の生産風景を見ることができる。道路に面した大きな窓ごしに見ることもできるけど、中に入って間近で見学することも可能だ。たまに道路に仁王立ちになって工場の生産風景に見入っている年配の方なんかもいて、脈々と流れる物づくりのまち墨田区亀沢の息吹を感じずにはいられない。
隣に同時期にオープンしたラーメン屋の「吉祥寺武蔵家両国店」さんは、ランチ時には行列ができるんだけど、ちょうど工場の大きな窓に面してお客さんが並ぶので、工場にとってもKATSUYUKIKODAMAブランドにとっても良い宣伝になるなぁなんて思いながら毎日を過ごしている。家系ラーメンとKKとの接点がどこにあるかは現時点では不明だけど。(笑)
KATSUYUKIKODAMAのアイテムやAND.ショールームの運営するAtelier1011(アトリエ・テンイレブン)プロデュースのボタニカルたちの並ぶ南側のストア部分からも工場を眺めることができるので、来店されたお客さまも興味深々で工場を覗いていく。「工場をちょっと見せて!」といいながらお店のエントランスから工場に猪突猛進するお客さまもいて、オープンファクトリーの可能性が放射線状に広がっていく感覚だ。
お客さまと接客しながら、店頭に並んだ商品のカスタマイズもその場で相談できるのも工場直結ならでは。MAISON PARADIDDLEでは「Be yourself , Be original(あなたらしく、あなたのままで)」をコンセプトにKATSUYUKIKODAMAのアイテムを世界で1つだけのあなただけのアイテムにカスタムできるので是非足を運んでいただきたい!
先述のとおりMAISON PARADIDDLEでは、AND.ショールームの運営するAtelier1011(アトリエ・テンイレブン)プロデュースのボタニカルを取り扱っている。元来生き物好きな僕は、小学生の頃のカブトムシやクワガタにはじまり、ハムスターや犬や猫、大人になってからも金魚、熱帯魚、海水魚、イソギンチャクといったアクアリウムや、猫や犬などその時々で多くの生き物たちと生活を共にしてきた。コロナ禍に突入してからは、部屋にボタニカルが増え続け、様々な不安に覆われる時代の中でグリーンの放つマイナスイオンに毎日本当に癒されている。
MAISON PARADIDDLEをオープンするにあたり、どうしてもボタニカルを扱いたいなと思っている時に、AND.ショールームの社長の工藤さん(以下:工藤ちゃん)と出会った。去年の11月、目黒区洗足でAND.ショールームが運営するAtelier1011(アトリエ・テンイレブン)のオープニングレセプションに伺った際、様々なボタニカルが並んだアトリエに僕は大興奮して、エレンダニカをはじめいろいろなグリーンを購入した。
それ以来、Atelier1011に商談に行くたびに何らかのボタニカルを購入する中で、MAISON PARADIDDLEがオープンするときに、ボタニカルのプロデュースをAtelier1011にお願いできないかと僕は工藤ちゃんにオファーした。すると工藤ちゃんは快諾してくれて、内装工事中のMAISON PARADIDDLEや表参道のLOTUSで何度かの打ち合わせを経て、オープン前日にレモンやコウモリラン、アカベやフェニックス、ローズマリーが納品になった。
ボタニカルがある空間は、仕事場でもプライベートの場でも本当に良い。グリーンに彩られるだけで、心癒され休まるのは人間が何千年もグリーンに囲まれて生活してきたからだろう。ボタニカルは忙しい朝でも穏やかな時間と空間を与えてくれるし、その日のやる気を起こしてくれる。夕方になると仕事で尖ったり疲れた心を休ませてくれる。
このMAISON PARADIDDLEでボタニカルを扱っているのは両国・亀沢界隈の人たちに認知されるのはまだまだ時間がかかりそうだけど、物づくりのまちに根付いたオープンファクトリーとバッグ&ボタニカルのショップとして、僕たちはMAISON PARADIDDLEをゆっくりと育てていこうと感じている。
30代や40代前半のころのように僕の心がガッついてないのは、墨田区亀沢という地とボタニカルのおかげなのかな〜なんて思いながら日々のゆっくりとした時間がすぎていく。