久々のIRONY

4月25日より東京、大阪、兵庫、京都の4都府県を対象にした緊急事態宣言が適用された。僕たちの住む東京では3度目の宣言だ。今回はデパートなどの大型商業施設や、酒やカラオケ設備を提供する飲食店などに休業を要請するほか、飲食店には酒の提供を禁止し、公園や路上での外飲みも禁止となった。僕が生きているうちに「禁酒令」が発令されるなんて思いもよらなかった。

そもそもコロナの蔓延の元凶は本当に酒なのかは甚だ疑問だ。イスラエルやイギリス、アメリカなみにワクチンが接種され感染者数に歯止めがかかっていれば飲食店から酒を締め出す「禁酒令」は出なかっただろうし、無症状者を発見するための地域一斉のPCR検査で、感染者を発見し徹底的に隔離という誰もが切望している施策が完全にスルーされて、検査件数が一向に増えないのって一体何でなんだだろう。ワクチン接種とPCR検査が増えないというフラストレーションとモヤモヤが心を覆いつづける状態には本当にもう疲れちゃったよ。

ひょっとしたらファイザー製のワクチンは実は当初の予定数はまだ日本に到着していないじゃなか?当初の予定数とは安部前総理が辞任直前に表明した「米ファイザーと英アストラゼネカから国民全員分の接種に向けて供給を受けると合意している」分だ。菅総理がアメリカに行ってバイデン大統領と首脳会談を終えたたあと、ファイザーのCEOとアメリカ国内での電話会談で9月までの追加ワクチン5000回分の供給を合意したと報道されてたけど、そもそも安部さんのときから菅さんになっても日本政府とファイザー社との契約書等のエビデンスは全く示されないし、アメリカ国内の摂取率が未だ50%に達していない中で大切な国内製ワクチンをバシバシ日本に向けて輸出なんてできるの?って素人ながら考えてしまう。

日本で積極的なPCR検査が行われないのは間違いなく東京五輪が原因だ。もし諸外国の多くが東京五輪への選手団派遣を断念して五輪が中止される流れになったら、おそらく途端に検査数が増加して感染者数は爆増し、国民はそのとき初めて本当のコロナの実態を知ることになるだろう。PCR検査数の操作は安部前総理の政権時代から今になってもずっと続いていると多くの人たちは見ている。去年の今頃は世界的に政府や指導者に対してそんな懐疑的な見方が占めていたんだけど、未だにその意見が燻っているのは日本くらいじゃないか?

まぁ、両政権のプライオリティは、憲法改正や総選挙ではなく、東京五輪実施と成功による支持率維持・回復。是が非でも感染者数の抑え込みをしなければならないからPCR検査数は増えるわけがない。日本政府のスローガンは戦時中の「欲しがりません、勝つまでは」ならぬ「(PCR検査を)欲しがりません、五輪が開催するまでは!」だよ。いまだ精神論かよ。トホホ。

さて、オープンファクトリー兼ストアのMAISON PARADIDDLEがスタートして半月、少しづつだけど墨田区亀沢界隈の方々に僕たちの存在が知られるようになってきたと思う。MAISON PARADIDDLEの場所はもともと地元では誰もが知っている個人経営の居酒屋店だったので、そこに越してきたバッグを取り扱うお店が工場もやってるみたいだぞ。とりあえずお店に入ってみよう!ってことで多くの方が来店されている。

来店されたお客さまには、工場のスタッフも接客をするのでお客さまもバッグの作りや機能ことをいろいろと聞いていかれる。工場スタッフにその場でカスタムの相談もできるのもすごく便利だ。以前神宮前でショップをやった時もこの環境にしたかった。念願の環境だ。作ったものをそこで売る、まさに製造小売業を実行するこのMAISON PARADIDDLEは多くの可能性に満ち溢れているなぁと心底感じる。

オープンファクトリーは今月は日々量産品の生産が続いていたけど、来月早々には秋の立ち上がりにリリースされる新作アイテムの修正と最終のサンプル制作がスタートする。ライン生産ではなく一箇所一箇所を手直ししながら最終型を作り上げていく作業はなかなか面白い。これはビデオシューティング&編集してYouTubeにアップ予定なのでみなさんお楽しみに!

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