店頭で鍛えられた戦利品
いよいよ年末商戦が盛り上がり始めた。
この週末は伊勢丹メンズ、阪急メンズ大阪・東京、B'2nd各店で先行で立ち上がった新作のPACKシリーズ第2世代「HBD:ハイブリッド・シリーズ (品番 : KK-080M-HBD、KK-224-HBD、KK-225-HBD)」が好調で、初回投入分が早くも完売の色や型もあり、春の到来を感じさせる内容となった。隅田川の畔りのPARADIDDLE LABは年の瀬ぎりぎりまで週ごとに生産スケジュールがびっしり。初回分完売の「HBD:ハイブリッド・シリーズ 」も今週末にまた投入になるのでご心配なく!
先週このブログでフラッグシップストアのスタイリストの拓也がその「HBD:ハイブリッド・シリーズ 」を紹介しているんだけど、これは今年の6月にSPRING2018パリ・ファッション・ウィークで発表したシーズン・コンセプト・アイテム。4つのマテリアルとカラーから成る軽量バックパックで、ネオプレーンのマット感とネオン・カラーのビビッド感のコンビネーションがジャスト・ナウなストリート・アイテムだ。
伊勢丹メンズ、阪急メンズ大阪・東京、B'2ndといったトレンドに敏感なお客さまの集まる店舗では、新作のリアクションが本当に早い。もちろんポップアップ・ショップやヴィジュアル・プレゼンテーションといったPRイベントを、KATSUYUKIKODAMA側も各店舗において新作の投入と同時に打ち出すのでお客さまの目にも止まりやすいんだけど、それらの商品を新たなユーザーやリピーターの方にワクワクしながら購入していただけるのって、デザイナー冥利に尽きるなって思うし、それだけじゃなく、セールスの稚佳や拓也、パートナーの蔵本チームも、店頭最前線にてその躍動感の中で活動できてるのって幸せだなって思う。
12月の春夏、6月の秋冬のシーズンインの時期は毎回本当に楽しいんだけど、クリスマスが重なる12月の春夏のシーズンインは、KATSUYUKIKODAMAにとって年を重ねるごとにビックイベントになってきてるなって強く感じる。
2013年12月にKATSUYUKIKODAMAが国内セールスをスタートする直前に先行で伊勢丹メンズにて2週間の会期で展開したヴィジュアルプレゼンテーションは、前にココでも書いたけど一生忘れない出来事になった。あれから丸4年が経過して迎える5回目の12月。僕のクリエイションや僕たちのプロダクションは、クオリティもスピードも格段に上がり、ブランディングも競争力もぐんと高まってきた。
伊勢丹メンズでは2013年12月のPRイベントから毎シーズン2、3回の年間計6回ヴィジュアル・プレゼンテーションが組まれ、B'2ndや阪急メンズ大阪・東京、心斎橋大丸も加わってポップアップ・イベントが定期的に開催されてきた。阪急メンズ大阪・東京や心斎橋大丸では1Fのエントランスに入ってすぐの場所といった超一等地での開催で、しかも造作店舗としての展開になっていて箇所箇所がグレードアップしてきている。
伊勢丹羽田ストアや京都伊勢丹、銀座三越や名古屋ラシックなどのスポットのポップアップを含めるとそれはそれは鬼の年間スケジュールで、先述の僕たちのクオリティ、スピード、ブランディング、そして競争力の向上といった成果は、まさに店頭で鍛えられた戦利品なんだって強く感じている。バンドが全国サーキットツアーを重ねるごとに個々のテクニックが上達し、バンドとしての楽曲がよりプロフェッショナルになっていくさまと同じニュアンスだ。
僕たちはこれからも緊張感あるこの鬼スケジュールで得る戦利品で、よりハイレベルなマーチャンダイジングを世界に向けて発信していくので、今回も次のシーズンインもこれまで以上にご期待ください!!